ちょっとわかりにくいですかね・・・
じゃあこれでどうでしょう・・・
あとは、拡大してみてください。
モデルにとって大事な事のうちの一つとして、カメラの前でポーズを決められるかではなく、カメラの前で動けるか・・・
たまに、モデルはマネキンである・・・
と言う話を聞くんだけど・・・
チッチッチ!!
それは間違いで、モデルはモデルなんだよ・・・
でなければ、なぜマネキンではなく、生身の人間に洋服を着せるのか・・・
それはマネキンには出来ない『動き』があるからなのである・・・
もしそれを求めていないのであれば、今後ファッションショーではマネキンが服を着て、ランウェイの代わりにベルトコンベアが登場するだろう・・・
そして、回転ずしよろしく、マネキンがベルトコンベアをグルグル回転したファッションショーを見ることになると思う・・・
まあ、それはそれで面白そうだけど・・・笑
本人が一番よくわかっていると思いますが、このカットは、スタジオで実際に歩いてもらっています。
下の写真と見比べてみていかがですか?
明らかに、力が入っていないのが分かりますか?
歩くという行動をとることで、本人は各パーツへの意識が散漫になっているため、余計な力みがないのです。
下の写真の場合は特に、脚にそれが顕著に表れているのがわかりますか?
歩くというポーズではなく、歩くという行動をとってもらう・・・これがポージングです。
自分が思った通りのポーズで撮影ができないため、歩くという行動の一瞬一瞬に意識をしなければいけない・・・と言うことなんですが、そこまでやろうとすると今度は歩くことそのものに意識をしてしまい、ぎこちない動きになってしまうのです・・・
だから、普段から綺麗に歩く・・・と言うことを意識して生活をしていれば、これくらいのことは、カメラの前でも簡単に出来るようになるのです・・・
だって、普段やっていることですから・・・
それをカメラの前でだけ、体裁を取り繕おうとするから、ぎこちない格好になってしまうのです。
写真と言うのは、良くも悪くも普段の自分そのものが写し出されているものなのです。
これがわかるようになってくると、後はもう簡単です。
放っておいても、自分からドンドンいろんなことをやり始めます。
自分で、『あんなことしてみよう』『こんなことしてみよう』と言う自発的な考えが芽生え行動できるようになれば、それが本当の『自分らしさ』じゃないんでしょうかね・・・
もっとも、それが美しいかどうかは別ですが・・・ね・・・♪