黒バック撮影 する方法
黒バック撮影 する場合、いくつかの方法があります。
私が良く使っていた方法は、バックペーパーに光が当たらないように黒レフなどを使ってハレ切れをして撮影をする方法。(この方法が一般的だと想います)
この方法だと、バックは特に黒である必要はなく、色が暗いバックであれば他の色のバックペーパーでも代用が可能と言うメリットがあります。
完全に光を遮光出来れば、背景が白ホリでも黒バックで撮影することが可能です。
デメリットとしては、光を遮光出来ないと漏れた光で背景の色が濁ってしまうため、背景が汚く見えてしまいます。
それと、被写体に照射した光が背景に当たらないようにするためライティングに工夫が必要であったり、背景と被写体との間隔をかなり空けなければいけない為、多くのスペースを必要とするケースが出てきます。
まともなスタジオであれば、暗幕(だいたい有料。一回2,000円~3,000円くらい)を貸してくれます。
黒のバックペーパーより反射光率が低いのでそちらを使用することをお勧めします。
(上記画像の撮影も背景に暗幕を使用しています)
黒のバックペーパーはハレ切れしないとほぼまともに黒バックで撮影できることは難しいと想います。
ハレ切れを全くしないで綺麗な黒バックで撮影することも可能ではありますが、ライティングの調整に根気が要ります。
まあ・・・ものは試しなので一度は経験するのも良いでしょう・・・
私が最近良く使っている方法は、これらの一般的な方法ではありません。
作品撮りなどの”ジックリ構えて撮る”と言うのであれば、上記の方法を使ってもいいのですが、それでも時間とスペースと機材(要は金銭的!?笑)な関係でなかなか出来ない場合や仕事での撮影の場合などは、あまり時間を掛けていられません・・・
そこで、反射光率の最も低い(でもお値段はそれなりの・・・涙)暗幕を使って黒バック撮影を行っています。
この暗幕を使うと、暗幕に直接照射しても光を吸収してしまうので、ハレ切れや暗幕と被写体との間隔を必要としません。
すると、ライティングに時間を掛ける必要がないし、しいては仕上げの際もレタッチなどを必要としないため、完成までの時間を大幅に短縮できるのです。
作品撮りや広告撮影などの場合はレタッチに時間を掛けても良いと想いますが、一回の撮影で何百枚も仕上げなければいけないような案件では撮影の段階で、なるべくそれ以降の作業工程を減らすことを念頭において撮影しています。
しいては、それが仕事の速さと言う評価に繋がり、次の仕事に繋がっていくのです。
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