実は私はカメラについては専門学校などに行ったわけでもなく、セミナーなどに参加したこともなく独学で学んできました。
また、プロの先生に師事したこともないんです。
笑っちゃいますよね・・・
私この世界に足を突っ込んだ瞬間から、すでにカメラマンだったんですよ・・・実は・・・笑
勤めた会社がものすごく破天荒な会社で、面接のアポを取ろうと電話したら、2時間後には撮影現場にいました。
そこで、最初はアシスタントでもやらされるのかと思ったら、いきなりカメラ持たされましたから・・・笑
で、そんな私をカメラマンとして成長させてくれたのは、先生と呼ばれるような人たちではなく、モデルであったりメイクであったりスタジオのアシスタントをしてくれた人であったりと、私を支えてくれた周りの人たちでした・・・
特に人物撮影をするに当たって私の師匠とも呼ぶべき方はモデルだった・・・と言っても過言ではありません・・・笑
今でこそ、カメラマン然として撮影をしますが、やっぱり最初は全然うまく撮れなくて難儀してました。
そんなところにある方が紹介してくれたのが、そのモデルの方だったんです。
コミュニケーションのとり方からモデルへの支持の出し方など基本的なことから細部にいたって教えてもらいました・・・
あるとき「なぜカメラマンでもないのに、そんなことがわかるの?」と聞いたところ
「モデルの気持ちになってシャッターが切れないカメラマンにいい写真なんか撮れないのと一緒で、カメラマンの気持ちを汲み取ることができないモデルに良いモデルなんかできるわけがない・・・」
と言うことでした・・・
すばらしい・・・
後にも先にもこんなモデルと知り会ったことはありません。
私もまだまだその域には到底及ばないけどもあのときのモデルの教えてくれたことは今でも忘れません。
***注意書き***
この記事は2009/04/26にアメブロ内で書いた記事を再編集しています。