宣材写真に求められているものは・・・
宣材写真に求められているものは・・・
写真の美しさではありません。
美しい写真を撮りたいのであれば、いっそあなたじゃない方が良いんじゃないですか?
そう言うことになりません!?
奇跡の一枚・・・
奇跡・・・起きなかったらどうします!?
そもそも、奇跡なんて起きるかどうかわからない偶然の産物だから奇跡なんですよ・・・
そんなものに自分の未来を託せますか!?
『あなたの良さを引き出します』・・・
そもそも、あなたの良さって何ですか!?
出会ったばかりで、ろくにあなたのことを知らないカメラマンにそんなことわかるんですか!?
よしんば、『あなたの良さ』を引き出してもらった写真でオーディションの書類審査に通ったとしましょう・・・で、その後どうします!?
オーディション会場に、その『あなたの良さ』を引き出してくれたカメラマンはついてきてくれるんですか!?
それとも、そのカメラマンなしでも、『あなたの良さ』を自分自身で引き出せますか!?
すでに、このblogでは何度も話をしていますが、宣材写真というものに求められているのは、みなさんの『綺麗・可愛い・格好良い』ではないんです・・・
クライアントが、本当にそれを求めているのであれば、そもそも宣材写真なんか必要とする素人に毛が生えたような人たちなんか相手にしないと思いませんか!?
宣材写真にも色々なものがあり、一般公開向けの作られた宣材写真もあれば、業界向けに自分を魅せる宣材写真というものもあるのです・・・
そのことをよ~く考えて撮らないと、最近は『一般公開向けの作られた宣材写真』ばかり撮りに来る人が多く、結局使い物にならないことがほとんどなんです・・・
クライアントが見たいのは、作られたあなた・・・ではなく、あなたそのもの・・・を見たいわけです。(作られたあなたを見たいのは、一般の人たちです)
良いですか、みなさん、この世界も、ほかの世界と何ら変わらないんです・・・
『綺麗・可愛い・格好良い』なんて、自分が思ってるだけで、結局は自己中心的な自己満の世界なんです・・・
宣材写真で魅せるべきものは、自分が見せたいものではなく・・・相手が求めているものを魅せることができるかどうか・・・魅せたいと思えるかどうか・・・なんです・・・
だって、エンターテイメントってそういうことでしょ!?
自分が『綺麗・可愛い・格好良い』で誰も振り向いてくれなければ、それはただの自己満足でしょ!?
でも、相手が求めているものを魅せることができて、楽しんでくれる・喜んでくれる・・・のであれば、たとえそれが、『綺麗・可愛い・格好良い』ではなくても、立派にエンターテイメントとして成立してるでしょ!?
宣材写真も同じ・・・その一枚で人の心を揺さぶることが出来なければ、どんなに綺麗な写真でも、『ただの綺麗な写真』なんだよ・・・それ以上でもそれ以下でも何でもない、ただの綺麗な写真で終わっちゃうんだよ・・・そんなんで良いんなら、スマホか駅前の証明写真でいいじゃん・・・笑