他所のスタジオで撮影した宣材写真が気に入らずにうちへ再撮に来るケースが多いというお話は前回しました・・・(うちに宣材写真を撮りに来る理由、第一位は・・・)
その続きですが、そうした方から色々話を聞いたところ、私が感じたのは『スタジオやカメラマンとコミュニケーションが上手く取れていない』と言うことなんです。
以前も書きましたが、広告にしろ、雑誌の企画にしろ、いきなり撮影を始めるバカはいません・・・(よね!?笑)
まず、撮影をするに当たって、広告主(クライアント)の意向や企画側(クライアント)の意図を知るために打ち合わせをします。方法は直接会ってなのか、電話なのか、メールのやり取りなのか・・・何らかのコミュニケーションを図り撮影が開始されるわけです。
そして最終的にはクライアントの意に沿う形の作品を納品するわけですが、実は撮影の99%はこのコミュニケーションによってその良し悪しが決まってきてしまうと言っても過言ではありません・・・
なぜなら、コミュニケーションの取れていない作品作りと言うのは、クライアントとの意思の疎通が図れていないため、クライアントの想いとは違った作品になってしまう可能性が高いからです・・・
宣材写真においては、お金を出し被写体であるみなさんがクライアントなわけです。
心残りのない宣材写真を撮りたいのであれば、カメラマンやスタジオ側としっかりとしたコミュニケーションをとり、撮影現場では納得行くまで撮りきる事が必要かと私は想っています・・・
現場に入ってからも、必ずしもカメラマンの言いなりになる必要はありません・・・
なぜなら、みなさんがクライアントなんですから・・・お金を出してるんです・・・その現場ではみなさんが一番偉いんです・・・全ての決定権はみなさんが持っているんですよ!? 笑
宣材写真と言うと、どうしても撮りに来る方と言うのは『初心者』『新人』『たまご』・・・と言うことで、勘違いして見下すカメラマンが多いのは事実なんです・・・
ですから、そこはビシッと言ってやりましょう・・・
『お金を出してるのは私なのよ!? 私はこの撮影のクライアントなのよ!? アドバイスは聞くけど命令なんかしないでちょうだい!?』と・・・笑
カメラマンが納得・満足してどうするんですか!? ・・・と・・・
だってお互い嫌でしょ!?
他所に再撮に行かれて、そこで『実は前に撮ってもらったスタジオは・・・』なんて言われたり、『それはモデル本人の問題でしょ・・・』とか言われたり・・・
最近じゃ、再撮したい理由を聞いただけで、『あァ、○○○スタジオでしょ!?』って言い当てちゃいますもん♪(それくらい、うちには再撮に来る人が多いと言うことなんです・・・)
うちはホントに宣材写真を撮るに当たって、コミュニケーションを図ると言うことに一番心を砕いてます・・・なぜなら前述のように、みなさんが納得出来るか出来ないかはまさにそこに掛かっていると想っているからです・・・
そのことにより、どんな人なのか、どんな写真を必要としていて誰に見せようとしているか・・・それを知ることで、どんな撮影をすればよいかをリアルタイムで考えながら撮影を進めていってるのです・・・
写真もその場で、その都度見てもらい、納得してもらう・・・出来なければ何度でも撮影を繰り返し、良いものが出来たら『もっとこうした方が良いんじゃない』『こうしてみたら、こう言う絵が撮れるんじゃない!?』と言ったアドバイスをしていくので、ドンドンドンドン良い絵が出来上がっていきます。
なので、うちでは『1時間程度を目安に・・・』と謳ってますが実際には1時間半程度・・・2時間・3時間掛かるケースも稀ではありません・・・
考えてもみてください・・・
はじめて顔を合わせるもの同士・・・どうして意思の疎通が取れた作品が撮れるんですか!?
それとも、宣材写真なんかにそれだけの時間をかけるなんて、私がへたくそなだけですかね・・・
PS.
また追伸になってしまいました・・・てへぺろ!!
こんな、宣材撮影に時間が掛かるカメラマンですが、宣材写真のご用命はメディアサービススタジオへ・・・